はじめまして、安岡晴男と申します。 あなたの周りに、こんな"イヤな奴"はいませんか? ・大人しいあなたに、つまらない口げんかを仕掛けてくる ・あなたの嫌がることをわざと言って面白がっている ・顔を見る度に、あなたの気にしていることを言ってからかってくる ・過去の失敗や触れてほしくないことを蒸し返して突っついてくる ・皆の前であなたの失敗談を面白おかしく話して笑い者にする ・無神経で心無い言葉であなたの気分を台無しにしてくれる あなたがこんな被害に遭ったことがある、あるいは今も悩まされているなら、 このページはあなたにとって最適な解決方法を提供することになるはずです。 私自身、口下手で口喧嘩もまともにできず、"イヤな奴"からの言葉のイジメをずっと我慢し続けてきた経験があります。 そんな私自身の経験に基づく対処方法をあなたにお教えします。 "イヤな奴"がどんな人間で、何故あなたを攻撃するのかを知ることで、対処法も明確になるのです。 あなたはもう、一人で思い悩む必要はありません。
"イヤな奴"の手口は、言葉によって、相手の自尊心にダメージを与え、精神的苦痛を与えることです。 こちらが気にしている点や弱みをことあるごとに何度もしつこく蒸し返して攻撃してきます。 そして、こちらがダメージを受けたと察知すると、図に乗って何度もしつこく繰り返してきます。 こちらが嫌がるあだ名を付けて、頻繁にそのあだ名で呼ぶ、などということもあります。 こちらの弱点を目がけて口喧嘩をしかけてくることもあります。 彼らの手口は、暴言や罵倒、暴力など明確な罪になることは決してせず、 言葉だけで相手を傷つける巧妙で狡猾なやり口と言えます。 子供の頃のことを思い出してみてください。 子供同士の口喧嘩で、やり込められて怒った方の子供が思わず手を出してしまうことがありますよね。 すると、ぶたれた子供は、 「僕は口で言っただけなのに、何でぶつんだよ!」 とぶった子供を非難するものです。 そして、先生からは、ケンカでは暴力を振るった方が無条件に罰せられてしまいます。 つまり、暴力を振るうのは卑劣な行為として、問答無用で罰せられてしまうわけです。 たとえ、あなたが、どんなに理不尽な言葉を浴びせられたとしても、です。 実社会でも、相手からどんなに理不尽なことを言われようが、暴力を振るってしまった時点で罪を問われることになります。 ストーカー事件でも、犯人が付きまとっている時点では警察も犯罪として検挙することが難しく、傷害事件になって初めてストーカーが逮捕される、ということがあります。 つまり、口で言うだけなら、何を言っても自分は罪にならない、精神的に相手に苦痛を与えたとしても、それで罰せられることはない、ということが暗黙の了解となってしまっているわけです。 これを逆手にとって、"イヤな奴"は言葉による嫌がらせを仕掛けてくるわけです。 こちらが怒りたいのに怒れない状態に追い込んで楽しんでいるわけです。 自分の逃げ道を確保した上で嫌がらせをしてくるという、実に巧妙かつ狡猾な手口です。 自分が罰せられない範囲内でイジメを楽しんでいる、とも言えます。 これが繰り返されると、憂鬱な気分にさせられたり、酷い場合は精神的に追い込まれてしまうこともあるでしょう。
"イヤな奴"が巧妙なのは、こちらのウィークポイントをピンポイントで突いてくることです。 つまり、こちらが反撃できないことを見越して、自分が必ず勝てることを前提とした上で戦いを仕掛けてくることです。 だから、一方的な攻撃で相手を追い詰めることができるのです。 これはまさに典型的なイジメの手法と言えるでしょう。 たとえば、あなたが自分のミスで誰かに迷惑をかけてしまったとしましょう。 こういった場合はやっかいです。 責める側である"イヤな奴"は、あなたの明白なミスを指摘してくるわけですから、 自ら"正義の味方"を装うことができるわけです。 つまり、彼にとっては、悪い奴を懲らしめるという"大義名分"があるわけです。 しかも彼は、“正義という名の仮面”を被っているわけですから、情け容赦がありません。 自分の問題はすべて棚に上げて、あなたのミスである一つのポイントに絞ってピンポイントで責めることができてしまうわけです。 重箱の隅を楊枝で突っつくようにして探し出した小さな汚点を、大義名分をもって、鬼の首でも取ったように責めてくるわけです。 こちらの落ち度があれば、言い返すこともままならず、"イヤな奴"の言い分が正論であることもやっかいです。 考えただけでも、ウンザリさせられてしまいます。 これは国会議員もよくやっている手法で、国会中継などでも見られる光景ですね。 自分のことは棚に上げ、相手の粗捜しをして得意になっている様子は、まるで子供のようで苦笑させられてしまいます。 逆に言えば、"イヤな奴"のやり口は、 それ程簡単で、どんな頭の悪いヤツにでもできてしまうのに、攻撃力は高い手法、 だということです。 裏を返せばイジメをしかけてくるヤツは弱い人間だということです。 その弱いヤツがあなたの弱い部分を探し出して、そこをピンポイントで責めているに過ぎないのです。 弱いヤツが、弱い自分でも勝てるように、あなたの弱点に集中攻撃を仕掛けてくるわけです。 あなたという人物の全体の中の、ただ一つのウィークポイントだけを問題にして責めてくるのです。 あなたのそれ以外の部分は一切無視してです。 あたかもその一つのウィークポイントがあなたの全てであるかのように・・・ まじめな人ほど、こうして指摘されたウィークポイントを過大に感じて自分を責めてしまう傾向があると思います。 この様に、"イヤな奴"のやり口は巧妙でやっかいなのです。
さらにやっかいなのが、"イヤな奴"はしつこい、ということです。 あなたも"イヤな奴"の言葉の攻撃を、黙ってやり過ごそうとしたことがあるかも知れません。 しばらく我慢していれば飽きてやらなくなるだろうと・・・ でも、決してそんなことはありません! 彼らが大人しくなることは決してありません。 こちらが大人しくしていればいるほど図に乗って来るのです。 それは何故か? 一度うまくいったことで味をしめてしまうからです。 何度繰り返しても、あなたが怒らずに我慢していると知れば、 彼らは味をしめて同じ事を何度も繰り返してきます。 人間は本来怠け者です。 仕事などでも、一度うまくいったやり方があれば、同じやり方を繰り返しますよね。 同様の仕事をするのに、わざわざ毎回違ったやり方を試す必要はないし、同じやり方でやる方が効率的だからです。 だから、"イヤな奴"も一度うまくいったやり方をひたすら繰り返すのです。 あなたにダメージを与える効果的なやり方があれば、毎回それを繰り返すわけです。 彼らがワンパターンで同じことを言ってくることを見てもそれが分かります。 彼らは故意にあなたをおとしめようとして繰り返している場合もあるでしょう。 あるいは軽い気持ちであなたをからかって楽しんでいるつもりかも知れません。 もしくは単に習慣になってしまっていて、本人にも自覚が無くなっているのかも知れません。 あなたが不快感を覚えているなどとは全く考えずに・・・ しかし、いずれにしても、 あなたが彼らの言動で傷つき、嫌な思いを我慢させられている事実があるなら、 これは決して放置してはならない問題なのです。 何故かと言うと、 我慢することや、避けようとすることでは、この問題は解決できないからです。 しかも、"イヤな奴"はどこにでもいるからです。 もし、あなたが今まで通り、"イヤな奴"の言葉による攻撃を我慢したり、 避けることでやり過ごそうと考えているなら、これから先の人生において、 ずっと同じことを繰り返し続けることになるのです。 あなたは"イヤな奴"からの攻撃を撃退し、断ち切る必要があるです。 そのためには有効な対処方法を身に付けるこが重要なのです。
ここでひとつ、私の経験をお話ししましょう。 母が検査のため入院した時のことです。 担当医から検査結果を聞くために、私と妹が同伴することになりました。 順番が来るまで、病室で母と妹と私の3人で待つことになりました。 病室で話している時、妹が私のことについて話し始めました。 それは、私が実家に母と住んでいながら、家にお金を入れていない、ということについての非難でした。 私は当時、週に数日のバイトをしながら、起業しようと考えていました。 しかし思うように収入が得られず、家にお金は入れずに甘えていました。 それを妹は指摘してきたわけです。 妹にしてみれば、自分は結婚して、派遣で会社勤めをしてきちんと家族のために稼いでいるのに、兄は週に数日のアルバイトだけで実家で甘えているのが許せない、ということだったのでしょう。 私にしてみれば、この場でそんなことを言われても、すぐにはどうすることもできるものではありません。 のらりくらりと会話でごまかそうとする私に、妹はさらに細かく攻め立ててきます。 痛い所を執拗に攻められた私はだんだんと怒りがこみ上げてきました。 一般に女性の方が口が立つこともあり、元来無口な私が口げんかでかなうはずもありません。 その上、こちらの弱い部分を攻撃されているので、言い返すこともできません。 以前にもこんな兄弟喧嘩はよくありました。 いつもなら、私は大声で怒鳴りつけるか、部屋を出ていくことで終わっていました。 しかし、この時は6人部屋の病室ですから、大声を出すことはできません。 そしてこの後、医師の話を聞かなくてはならないので、病院を飛び出すこともできません。 逃げ場の無い状態で、私を追い詰めてくるわけですから、陰湿かつ巧妙とも言えます。 私は逃げ場も無く、やり場のない怒りにさいなまれた状態に追い込まれたわけです。 それでどうしたかというと、カッとなった私は、思わず妹の脚を蹴りつけてしまったのです。 正に"窮鼠猫を噛む"の状態でした。 子供の頃の兄弟喧嘩では手を上げることはあったものの、50歳を過ぎて、妹とはいえ女性に暴力を振るってしまったことに私自身ショックを受けました。 すぐに謝ろうとしたのですが、妹は聞く耳持たない、といった状態でした。 その日は家に帰ってからも、私は自分がしたことがショックで夜も眠れませんでした。
自分のとってしまった行動に夜も眠れないほどのショックを受けた私でしたが、この経験は私に様々なことを考えさせてくれました。 まず、妹との口喧嘩において、私が子供の頃から何も進歩していない、ということを痛感させられました。 子供の頃からよく兄弟喧嘩をしていましたが、一般に女の子の方が口が達者であるように、妹の方が口喧嘩は得意で、いつも悔しくなった私は最後に妹をぶってしまっていました。 今回の出来事は、私が大人になっても何も変わっていないことを痛感させてくれました。 つまり、私は苦手意識を持っている問題を克服しようとせずに、ずっと逃げ続けていた、ということです。 そして、口喧嘩に限らず、言葉による嫌がらせを仕掛けてくる"イヤな奴"からも、私はずっと逃げ続けていたということを、改めて認識させられました。 私はこれまでの人生において、言葉の攻撃に対しての苦手意識から、いつも我慢したり、避けたり、逃げ続けていたのです。 しかし、こういった言葉の攻撃を仕掛けてくる"イヤな奴"らにはこの先も出会うわけです。 このままではこの先の人生、私はずっと死ぬまで我慢したり、避けたり、逃げたりし続けなければならいということになります。 つまり、私は自分が向き合って克服しなければならい問題から、ずっと目を背けて自分をごまかして逃げ続けてきてしまったというわけです。 私は、"イヤな奴"らに屈するのではなく、克服しなければならないということに気づかされたのです。 もう逃げることは止めよう、私はそう決意したのです。 と言っても、ことはそう簡単ではありません。 私はろくに口喧嘩もできない口ベタです。 狡猾に言葉攻めをしてくる"イヤな奴"を論破したり、言葉でねじ伏せることなど、到底できるわけがありません。 私は解決策を模索することにしました・・・
"イヤな奴"からの攻撃を我慢することには大きな問題があるのです。 それは、抑圧されたやり場のない感情は決して消えない、ということです。 記憶としてずっと残ってしまうのです。 そして、その記憶はあなたの心を蝕み続けることになるのです。 たとえば、同じような場面に遭遇した時に、その記憶が呼び覚まされることがあるでしょう。 そして、行動にブレーキをかけたり、不安感を抱いたり、相手に先入観として嫌なイメージを持ったりしてしまうことになるのです。 あなたにもそんな経験はありませんか? 溜め込んだ感情が、ある日突然爆発したり、身体の不調や鬱となって現れることもあります。 また、怒りや悲しみといったネガティブな感情を感じたくないがために、感情を押さえ込んでしまうことにも問題があます。 そうすることによって、喜びや楽しさといったポジティブな感情も感じられなくなってしまうからです。 感情は"喜怒哀楽"がすべて揃って一つだということです。 もし、あなたが、何をやっても楽しいと感じなかったり、大好きだった趣味に素直に楽しさを感じられなかったりしたら、それは嫌な感情を押さえ込む癖がついているのかも知れません。 感情を昇華せずに溜め込むことは心にも身体にも良くないということなのです。 したがって、"イヤな奴"に感じる怒りの感情は上手に処理しなければならないのです。
我慢することの弊害について、私の経験をお話ししましょう。 新卒の私の新入社員時代のことです。 初めての社会人経験で緊張していたこともあり、私が少しオドオドして動きがぎくしゃくしているように見えたのでしょう。 それを見ていた同期入社の女子社員が、 「身体が硬いよ」 と言い出したのです。 それから彼女は私の顔を見る度に、私に「身体が硬いよ」と言い出したのでした。 周囲の社員たちもそれを聞いて面白がっているようでした。 初めは笑って聞き流していた私ですが、あまりにいつもしつこく言われるので、いい加減うんざりするようになりました。 彼女にしてみれば、軽い気持ちで私のことをからかって楽しんでいただけなのかも知れません。 自分が女子で、こちらからは強く出られないという立場を利用して楽しんでいたわけです。 私が大人しくしているのをいいことに、ナメていたとも言えるでしょう。 新人の若い女子社員ということもあり、彼女は周囲からちやほやされて調子に乗っているような印象もありました。 私は、彼女と揉めて会社で気まずい思いをしたくなかったし、こんなことでいちいち怒るのも大人気ないとも考えていました。 そのため我慢して表面的には普通を装うしかありませんでした。 やがて私は、彼女に対しては強い嫌悪感を持つようになり、彼女のことを思い出すだけでも怒りや不快感を覚えるようになりました。 今にして思えば、露骨なイジメや嫌がらせではないにしても、不愉快な気分にさせられて、やり場のない怒りが蓄積するわけですから、たちが悪い行為だと言えます。 彼女は私が不快感を抱いて傷ついていることも察することができずにいたわけですから無神経も甚だしいものです。 人の心の痛みを理解する人間性が欠如しているとしか思えませんでした。 そして、結局彼女が退職するまで3年間続きました。 同様の行為は、身長や体系、頭髪、顔立ちなど、相手の身体的特徴をネタにすることも定番です。 言われている本人もネタとして楽しんでいるのならいいでしょうが、大人しい性格の人は諦めて我慢しながら表面的には周囲に合わせてしまうこともあるでしょう。 無神経で許しがたい行為だと思います。 私のケースでは、退職により"イヤな奴"が消えてくれたわけですが、3年間という月日を要しました。 我慢しているだけでは解決にならないことがお分かりいただけたかと思います。
さらに困ったことに、"イヤな奴"というのはどこにでもいるものなのです。 私にはこんな経験もあります。 私があるセミナーに参加した時のことです。 会場でたまたま近くにいた男性が、私に向かっていきなりこう言ったのです。 「あんた政治家の○○にそっくりやね!」 大げさにバカ笑いしながら言う、無神経なその態度に、私はとても不愉快な気分になりました。 聞き流そうとしたのですが、彼はその後も、 「いや〜、本当によく似てるな〜」 と、しつこく食い下がって来ます。 あげくに彼は自分の奥さんにまで声をかけました。 「おーい、来てみろ、この人政治家の○○にそっくりやで〜」 すると、呼ばれた彼の奥さんまで一緒になって、 「本当だ!似てる〜」 などと大声を上げて喜ぶ始末です。 せっかくのセミナーの場で、全くどうでもいいことで、人をダシにして大声ではしゃぐ無神経さには、本当に困りものでした。 私としても、会場の雰囲気を考えると怒るわけにもいかず、どう対応していいのか分からず、気持ちをグッと我慢するしかありませんでした。 せっかく勉強のために訪れたのに、セミナーの間中、そのことが頭から離れず、台無しにされた気分で過ごすこととなりました。 つまり、"イヤな奴"はどこにでもいる、ということです。 まるでゴキブリのように、無神経にどこにでも現れるのです。 あからさまに人をおとしめることを目的とする場合もあれば、本人に悪意があるのかどうかさえ判別しかねる場合もあるでしょう。 しかし、仮に本人に悪意がなかったとしても、人の心の痛みを理解することができずに、 無神経な言動で相手を傷つける行為は、到底許せるものではありません。 あなたが相手の言動に対して不快な気持ちにさせられるのであれば、 それを我慢しなけれなければならない理由など、どこにもないはずです。 こんな経験をしてしまうと、人の集まる場所に出向くことが億劫になってしまうものです。 その結果、人間関係を狭めてしまうことにもなるのです。 つまり、"イヤな奴"に出くわすことを気に病んで、 人との関わりに苦手意識を持つようになってしまうことは、 あなたにとっての大切な出会いのチャンスをも逃してしまうことになるのです。 これはあなたの人生にとって重大な損失です。 "イヤな奴"を避けようとすることでも問題は解決できない、ということなのです。
"イヤな奴"の攻撃にさらし続けられることの一番の弊害は何かと言うと、あなたの自尊心が傷つけられてしまうということです。 自尊心が傷つけられてしまうと、あなたは自分の価値を低く評価するようになり、 セルフイメージを下げることになってしまいます。 実はこれこそが"イヤな奴"の目的なのです。 彼らはあなたの価値を低くすることで、自分の方が優位にあると思いたいのです。 そもそも自分に自信の無い彼らは、その劣等感から、自分より”下”の人間を見つけ出すことで、優越感に浸ろうとするのです。 そのために、あなたの足を引っ張り、引き摺り下ろそうとするわけです。 あなたが"イヤな奴"の狙い通りにセルフイメージを下げてしまうと、あなたは本来の能力を発揮できなくなってしまいます。 セルフイメージが下がると、あなたは自分の価値を低く評価するようになってしまうからです。 その結果、あなたが本来の能力を発揮すべき場で行動を控えてしまったり、 目立つことを避けるようになってしまうのです。 本来のあなたを、あなた自身が押さえつけて殺してしまうようになるわけです。 実は私自身もずっとそんな生き方をしてきました。 私は子供の頃から、人前で得意なことをしたり、目立つようなことをすることに極度の抵抗感を持っていました。 それは、目立つことをすると"イヤな奴"からターゲットにされるんじゃないか、 という思いが無意識のうちに染み付いていたからだと思います。 正に"イヤな奴"の思う壺にハマりっぱなしだったわけです。 自分本来の能力を発揮することを自分で抑え込んでしまうわけですから、 これは全くもって人生の損失としか言いようがありません。
では、"イヤな奴"の心の底にある原動力となっているものはいったい何なのでしょうか? それは "妬み"の気持ち です。 あるいは、身勝手で見当違いな思い込みによる被害者意識 とも言えるかも知れません。 彼らは人を妬むがゆえに、足を引っ張り、引きずりおろすことで、自分が優越感に浸りたいわけです。 そのために、こちらの弱い点を探し出して、そこを責めてくるのです。 "イヤな奴"はひがみっぽく、弱くずる賢い人間なのです。 そして、ずるさは弱さに敏感なのです。 こちらのウィークポイントを敏感に察知すると、狡猾に攻撃を仕掛けてくるのです。 彼らは、彼らの周囲に自分より輝いている人を見つけると、妬みの気持ちを持たずにはいられない人種なのです。 つまり、私たちは"イヤな奴"から妬まれることを避けたいがために、自分の能力を発揮することや、人前で目立つことを避けるようになってしまうとも言えるのです。 その結果、自己評価までをも下げて、自分本来の輝きを失ってしまうのです。 これこそが"イヤな奴"の”思う壺”なのです。 これはあなたにも当てはまることなのです。 あなたが自己評価を低く見積もって、本来の能力を発揮できていないとしたら、 それはあなただけの問題ではないのです。 あなたが本来の力を発揮することで助けられるであろう人たちにとっても 大きな損失になっている、ということでもあるのです。
"イヤな奴"に屈することが、如何にあなたの人生を台無しにするかということが、 お分かりいただけたのではないでしょうか。 そして、我慢することでも、逃げることでも、感情を殺すことでも解決にはならないことが理解いただけかと思います。 私たちは生きている限り、"イヤな奴"を避けて通るわけにはいかないのです。 逃げずに相手と向き合うことでしか克服することはできないのです。 とは言え、私のような口ベタな人間が相手と向き合って、口喧嘩で勝つことや、 相手をやり込めることなど到底できそうにありません。 思案にくれていた私の脳裏に、あるヒントが浮かびました。 それは『スターウォーズ 帝国の逆襲』の中で見たある場面でした。
主人公ルーク・スカイウォーカーは、ジェダイマスターであるヨーダのもとで フォースの力を得るための修行に励みます。 思うように修行の成果が得られないルークは短気を起こし、怒りの感情を爆発させます。 怒りっぽいルークをヨーダは懸念します。 怒りの感情により心が乱れると、本来の力を引き出すことが出来なくなるからです。 やがてルークはダース・ベイダーとの対決に臨みます。 その時、ダース・ベイダーはルークの怒りを駆り立てようと挑発してきます。 「怒りを吐き出すがよい、わしを憎め、そうすれば勝てる」 挑発に乗ってしまったルークは、怒りの感情によってダース・ベイダーに敗れてしまうのです。 つまり、 "怒り"の感情に支配されてしまうと、本来の能力を発揮できずに判断を誤ってしまう ということです。 先にお話しした私の失敗談で、私が思わず妹の脚を蹴ってしまったのは、 怒りの感情に心が支配されてしまい判断力を失い、我を忘れてしまったからです。 怒りの感情は判断力を狂わせます。 つまり、ケンカは怒ったら負け、ということです。 "イヤな奴"はあなたの怒りの感情をかき立ててきます。 あなたを怒らせ、怒りを堪えるあなたを嫌な気分にさせることが彼らの狙いなのです。 であるなら、こちらが怒りの感情に心を乱すことなく、相手と向き合うことができれば、 それが解決の糸口になりそうです。
"イヤな奴"に向き合った時、怒りの感情に心を支配されずに対処できればいい、 ということは分かったのですが、問題はそのやり方です。 私たちは、"イヤな奴"の言葉にどう言葉を返していいのが分からないがために、 言葉につまってしまうわけです。 つまり、言い返す言葉が瞬時に出ない、ということです。 その結果、嫌な気分にされても、怒りを感じても我慢せざるをえない状態になってしまうのです。 思い悩んでいた私ですが、ある一つの妙案に思い至りました。 それが何かと言うと・・・ 20代の頃の私の友人で、とても口が達者な男がいました。 数人の友人たちで集まっていると、彼はその内の一人をさかなにして、 言葉で笑い者にすることがよくありました。 相手の失敗談などを面白おかしく皆の前で話して笑い者にするわけです。 当然、標的にされた人は嫌な気分にさせられます。 それを見かねて彼をなだめようとすると、今度は攻撃の矛先がこちらに向かってくるので、手に負えませんでした。 正に、人に嫌がらせをするために生まれてきたような典型的な"イヤな奴"でした。 その彼が使っていたある対話法があるのです。 これは普段何気なく会話をしている時に、急にこの対話のやり方をされると、 こちらがとてもイライラして嫌な気分にさせられてしまうというものです。 対話ですから、言葉のやり取りが続くわけですが、彼と対話を続けていくうちに 段々とイライラがつのってくるわけです。 だからと言って、彼は相手をバカにする言葉や、あえて怒らせるような言葉を使うわけではありません。 普段誰もが会話に使う言葉だけで、特別な言葉は全く使わないのです。 そうかと言って、声を荒げて挑発したりすることもありません。 普通のトーンで対話を続けるだけなのです。 彼はありきたりの言葉で対話をしているだけで、相手をイラつかせたり、 嫌な気分にさせることができてしまうのです。 何故、そんなことができるのか? ポイントは、誰もが普段普通に使っている"ある言葉"を頻繁に使うことにあるのです。 秘密は、その言葉の持つ意味合いと、使う頻度を増やすことにあるのです。 彼はその方法で対話をすることで、私をイライラさせて楽しんでいたわけです。 しかも、使っているのは誰もが普段使うごく普通の言葉だけですから、 私も怒るに怒れず、イライラが蓄積していくというわけです。 正に生まれながらの嫌がらせの天才だからこそ思いつく口技です。 実は、私も一度、彼に対してこの対話法を試してみたことがあるのです。 その時は、彼が段々とイライラし出して、顔つきが険しくなっていくのが 手に取るように分かりました。 そのまま続けると、彼が怒り出しそうだったので途中で止めてしまいましたが・・・ つまりこの対話法は、口喧嘩では誰にも負けない天下無敵の"イヤな奴"である、 私の友人でさえも撃破できる程のものすごいパワーを秘めている、ということです。 しかも、私のような口ベタで口喧嘩もまともにできない男にでもその場で実行できるほど シンプルな方法でもあるのです。 そして、使う言葉は、あなたも普段の会話で使っている何の変哲もないごく普通の言葉 だけなのです。 つまり、この対話の方法は、実に巧妙に計算され尽した狡猾なやり方なのです。 "毒をもって毒を制する" これが私が辿り着いた解決策だったのです。 つまり、"イヤな奴"が話しかけてきた時、この対話法に則って言葉を返し続けていけば いい、ということです。 それにより、こちらが返答に窮することが回避できるのです。 そして、会話が長引くほど、逆に相手のイライラをつのらせることができるわけです。 つまり、あなたに"イヤな奴"が話しかけてきた時に、 この対話法で受け答えをしてやれば、 どんなに口の達者な相手であっても太刀打ちできてしまうということなのです。
では、"イヤな奴"を撃退する対話はどうすればいいか? 私は先の友人との"嫌がらせ会話"を元に、3つの基本フレーズを選出しました。 あなたにしてほしいことは、 私がお教えする3つのごく短いフレーズを使って相手と対話をすることです。 この3つのフレーズは、誰もが日常的に当たり前に使う言葉ですから、 あなたにも何の抵抗もなく口にすることができるものです。 相手の言葉に対して、このフレーズのどれかを返してください。 3つだけ?とあなたは思うかも知れませんが、 あなたが話しやすいようにアレンジいただいても構いませんし、 それぞれのフレーズにはいくつものバリエーションがあります。 そもそも"イヤな奴"が仕掛けてくるのは正当性のある話し合いではありません。 もし、正当性のあるまじめな話し合いであるなら、 たとえあなたのミスや失敗に関することであったとしても、 ミスのフォローや今後の改善のためなど、建設的な結論を導き出そうとするはずです。 しかし、彼らの意図が、 単にあなたをからかうことや、あなたを嫌な気分にさせることを目的としているなら、 まじめに取り合う必要などありません。 "イヤな奴"との対話で、あなたが嫌な気分にさせられるのは、 あなたが彼の言葉をまともに受け止めてしまうからです。 そして、その言葉にどう返答していいのかが分からないために口ごもってしまうのです。 その結果、嫌な気持ちを抱えながら、我慢することになってしまうのです。 ですから、 3つのバリエーションのフレーズを使って、即座にこちらから言葉を返すことで ダメージを受け止めることを回避しながら、対話ができるのです。 あなたが言葉を返すことで、相手もさらに言葉を返すことを迫られることになります。 こうして対話を繰り返している内に、 やがて相手は言葉に詰まったり、返す言葉が無くなってくるはずです。 あなたは、相手が諦めるか、自滅するまで、決まったフレーズだけを使って、 単純に言葉を返していればいいのです。 前出、「スターウォーズ 帝国の逆襲」でヨーダはこうも言っています。 「心を平静に保て。 防御のためにフォースを用いるのじゃ 攻撃のためではない」 あなたにとって、私がお教えする3つのフレーズをメインとした対話法は、 このフォースのようなものだと考えてください。 決して相手を攻撃するためのものではなく、 相手の言葉の攻撃をかわして、あなたの気持ちを平静に保つためのツール と言っていいでしょう。 あなたが相手の言葉の攻撃に気持ちを乱さずに言葉を返し続けることで、 やがて相手の方が気持ちを乱し、自滅してくれるのです。 この時、あなたは決して相手を威圧したり、言葉を荒げたりする必要はありません。 感情的になる必要もありません。 ただ、機械的に3つの基本フレーズに沿って言葉を返せばいいのです。 あなたが冷静であればある程、相手はあなたに余裕を感じ、 自ら焦りの気持ちをつのらせてくれるからです。 そして、対話が続けば続くほど、言葉に詰まり、返す言葉が無くなってきます。 そうなると相手は諦めて退散するか、イライラをつのらせて逆ギレして自滅するしかなく なるのです。 この対話法の目的は、 "イヤな奴"にとって、あなたのことを面倒くさいヤツだと認識させることです。 あなたに言葉でダメージを与えようとしても効果がなく、 それどころか、自分の方がイライラさせられしまう、面白くない・・・ そう思って、あなたから離れていってくれるはずです。 この対話法であれば、 たとえあなたが大人の男性であったとしても、 女性や子供相手でも活用できてしまうのです。 あなたは冷静かつ紳士的に、相手に普通の言葉を返しているだけだなのですから。
"イヤな奴"というのは、妬みの気持ちで心を満たした弱くずる賢い人間なのです。 彼らは巧妙かつ狡猾な言葉の罠を仕掛けて、 あなたがセルフイメージを下げるように働きかけてくるのです。 彼らの罠にはまってしまうと、あなたはあなた自身の価値を低く見積もってしまい、 あなた本来の力を発揮することができなくなってしまうのです。 あなたの人生にとって、これ程大きな損失はありません。 そして、 "イヤな奴"はあなたの周りにどこにでもいるのです。 彼らは常に獲物を探して、卑怯な罠を仕掛ける機会を虎視眈々と窺っているのです。 ですから、我慢することでも、避けることでも根本的に解決することはできないのです。 "イヤな奴"を撃退する対処法を身に付けることが最も有効な解決法なのです。 "イヤな奴"に適切に対処することで、あなた本来の輝きを取り戻すことができるのです。 それにより、あなたはこれからの長い人生を、より充実したものにできるのです。
"イヤな奴"は言葉によって、相手の自尊心にダメージを与え、精神的苦痛を与えようとします。 こちらが気にしている点や弱みを見つけると、そこを目がけて、ことあるごとに何度もしつこく蒸し返して攻撃してきます。 彼らの手口は、暴言や罵倒、暴力など明確な罪になることは決してせず、言葉だけで相手を傷つける巧妙で狡猾なやり口と言えます。 彼らは自分が罰せられないことを見越した上で、その範囲内でイジメを楽しんでいるのです。 まずはあなたが冷静になって、彼らの手口を知ることが、彼らに打ち勝つ第一歩なのです。
無口なあなた、争いを好まないあなたが、"イヤな奴"にやり込められてしまうのは、彼らの手口の巧妙さにあります。 それに加えて、彼らの標的にされてしまうあなたには、あるウィークポイントがあるのです。 これは真面目な人の特性とも言えるもので、彼らはそこにつけ込んでくるのです。 ですからまずは、あなたにもあてはまる、このウィークポイントを知っておく必要があるのです。 その上で冷静に対処することが、"イヤな奴"の攻略には有効なのです。
さらにやっかいなのが、"イヤな奴"はしつこい、ということです。 あなたが我慢してやり過ごそうとしても、無視をしても、彼らは決して止めることはありません。 それどころか、ますます図に乗ってくるのです。 それは何故か? 彼らは一度うまくいったことで味をしめてしまうからです。 しかし、これは裏を返せば、彼らがワンパターンでしか仕掛けてこられない、 つまり、頭の悪さを示しているのです。 実はここに彼らの本質、そして弱点があるのです。 この点に気づければ、あなたは彼らを何ら恐れる必要はないのです。 そして、ここに解決のカギがあるのです。
白状すると、私は子供の頃からずっと、"イヤな奴"の言葉のイジメを我慢して、避け続けてきました。 大人になってからも、自分の心を押し殺すことで、この問題から目を背けてやり過ごして来ました。 そしていつしか、そのことに自覚すら無くなっていました。 その結果、人付き合いに苦手意識を持ち、人を避けるようになっていました。 そんな私の転機となったのは、妹との兄弟喧嘩でした。 口の達者な妹の言葉の攻撃に冷静さを失ってしまった私は、思わず妹の脚を蹴ってしまったのです。 50歳を過ぎた大の男が、妹とは言え、女性に暴力を振るってしまったことに、私自身大きなショックを受けました。 しかしこの出来事が、私がずっと避け続けてきた問題に目を向けさせてくれたのです。 そして、問題と向き合うキッカケを与えてくれたのです。 あなたが今、私と同じ問題に苦しみ、関心を持っているなら、それはあなたにとって壁を乗り越えるべきタイミングだと言えるのです。
先にお話しした妹との兄弟喧嘩の経験によって、私がずっと避け続けてきた問題を、改めて私自身に突きつけられることとなりました。 つまり、私にとってこの"言葉のイジメ"の問題は、避けることでは決して解決できるものではなかったのです。 たとえ避けて、その時はうまくやり過ごしたつもりでも、私がこの問題を克服するまで、何度でも繰り返し私の前に現れ続けることになるのです。 これはあなたにも当てはまることなのです。 "イヤな奴"は、克服するまで、何度でもあなたの前に現れる、ということなのです。 このことに気づけたことで、私はこの問題を克服する決心ができたのです。
"イヤな奴"からの攻撃を我慢することには大きな弊害があるのです。 それは、抑圧されたやり場のない感情は決して消えることがないということです。 溜め込んだ感情が、ある日突然爆発したり、身体の不調や鬱となって現れることもあります。 また、怒りや悲しみの感情を押し殺してしまうことにも問題があります。 それによって喜びや楽しさといったポジティブな感情も感じられなくなってしまうからです。 感情を昇華せずに溜め込むことは心にも身体にも重大な悪影響があるのです。 嫌な感情を溜め込むことなく昇華させる手立てを身に付けておく必要があるのです。
新入社員時代の私には苦い経験があります。 それは同期の女子社員から受けた言葉のイジメです。 当の女子社員本人は軽い気持ちで私をからかって楽しんでいるだけだったのかも知れません。 男性の私としては、相手が女子社員ですから、あまりムキになるのも大人気ないと聞き流して我慢していました。 しかし、私の顔を見る度に、場所や状況も構わず同じからかい言葉をしつこく繰り返されるのですから、たまったものではありませんでした。 結局彼女が退職するまで3年間、その苦痛に耐えることとなりました。 当時の私が、適切な対処方法が全く分からずに、我慢して放置してしまったことは、今でも悔やまれます。 あなたは私と同じ過ちをしない様、こんな相手には初期の段階で対処しておいてください。 初期の段階できちんと対処することで、あなたの生活環境を整え、人間関係を良好に保ち、あなたの精神もクリアにしておけるのです。
さらに困ったことに、"イヤな奴"はどこにでもいるのです。 まさしく "お邪魔虫" です。 私は勉強のために訪れたセミナー会場で"イヤな奴"に出くわしたことがあります。 その彼は私を見るなり、 「あんた政治家の○○にそっくりやね!」 と、大げさにバカ笑いしながら言いました。 無神経なその態度に、私はとても不愉快な気分になりました。 その後もしつこく食い下がる彼にうんざりさせられ、せっかくのセミナーを台無しにされた気分で過ごす結果となりました。 この時も、私が適切な対処方法を知らずに手をこまねいてしまったことに問題があります。 こんな突発的なケースでも、私がお教えする対処方法で、あなたは太刀打ちすることができるのです。 事前に対処法を身に付けておくことで、あなたは嫌な気持ちを引きずることなく、セミナーに集中したり、パーティを楽しむことができるのです。
"イヤな奴"があなたを攻撃する目的はいったい何でしょうか? それは、あなたの自尊心を傷つけることです。 自尊心が傷つけられてしまうと、あなたは自分の価値を低く評価するようになってしまいます。 その結果、あなたはセルフイメージを下げることになってしまうのです。 実はこれこそが"イヤな奴"の目的なのです。 彼らはあなたの価値を低くすることで、自分の方が優位にあると思いたいのです。 そもそも自分に自信の無い彼らは、その劣等感から、自分より”下”の人間を見つけ出すことで、優越感に浸ろうとします。 彼らはそのために、あなたの足を引っ張り、引き摺り下ろそうとするわけです。 あなたが"イヤな奴"の狙い通りにセルフイメージを下げてしまうと、あなたは本来の能力を発揮できなくなってしまいます。 あなたはこの罠に気づいて、彼らの仕掛けてくる罠を断ち切る必要があるのです。 それによって、あなたは、あなた本来の輝きを発揮することができるようになれるのです。
では、"イヤな奴"の心の底にある原動力となっているものはいったい何なのでしょうか? それは、"妬み"の気持ちです。 あるいは、身勝手で見当違いな思い込みによる被害者意識と言えるかも知れません。 彼らは人を妬むがゆえに、足を引っ張り、引きずりおろすことで、自分が優越感に浸りたいだけなのです。 そのために、こちらの弱い点を探し出して、そこを責めてくるのです。 "イヤな奴"はひがみっぽく、弱くずる賢い人間なのです。 この点に気づければ、あなたは彼らより上位の立場に立って、余裕を持って彼らに対処できるようになれるのです。
解決策を見出そうと思案にくれていた私の脳裏に、ある重要なヒントが浮かびました。 それは『スターウォーズ 帝国の逆襲』の中で見たある場面でした。 主人公ルーク・スカイウォーカーは、ジェダイマスターであるヨーダの元でフォースの力を得るための修行に励みます。 怒りっぽいルークをヨーダは懸念します。 怒りの感情により心が乱れると、本来の力を引き出すことが出来なくなるからです。 やがてルークはダース・ベイダーとの対決に臨みます。 その時、ダース・ベイダーはルークの怒りを駆り立てようと挑発してきます。 「怒りを吐き出すがよい、わしを憎め、そうすれば勝てる」 挑発に乗ってしまったルークは、怒りの感情によってダース・ベイダーに敗れてしまうのです。 つまり、怒りをかき立てられて、怒りの感情に心を支配されてしまったら負け、ということです。 "イヤな奴"は、あたかもダース・ベイダ―のようにこちらの怒りをかき立てようとしてくるのです。 そして彼らは、あなたが怒ったり、怒りを我慢しているのを見て喜びに浸りたいのです。 つまり、"イヤな奴"の挑発に乗らずに冷静に対処することがポイントなのです。 あなたが知っておくべき"イヤな奴"の対処法の重要ポイントをお教えします。
"イヤな奴"に向き合った時、怒りの感情に支配されずに冷静に対処できればいい、ということは分かりました。 さらに重要なのは、その上で効果的な対処をする、そのやり方です。 思い悩んでいた私は、ある一つの妙案に思い至りました。 20代の頃の私の友人で、とても口が達者な男がいました。 彼はどんな相手も口先で負かしてしまい、相手を傷付けていたぶることに喜びを感じるような男でした。 その彼が使っていた"ある対話法"があるのです。 普段何気ない会話をしている時でも、この対話法を使われると、段々とイライラして嫌な気分にさせられてしまうのです。 しかし、使う言葉は誰もが日常会話で使うありきたりの言葉だけで、声のトーンも通常のままなのです。 にもかかわらず、会話を続けるうちにイライラとして嫌な気分にさせられてしまうのです。 秘密は、その使う言葉の持つ意味合いと、使う頻度を増やすことにあるのです。 生まれながらの"イヤな奴"である彼にしか思いもつかないような対話法なのです。 私はこの対話法を"イヤな奴"に応用することを思いつきました。 つまり、「毒をもって毒を制する」方法なのです。 この対話法は、口喧嘩もろくにできない私でもその場でできる方法ですから、あなたもすぐにマスターできるはずです。
私の昔の友人であった嫌がらせの天才が仕掛けた会話の方法とはいったいどのようなものか? その対話法を具体例でご紹介します。 この方法の巧妙かつシンプルさに、あなたもきっと舌を巻くことでしょう。 何より、無口で口喧嘩も満足にできない私自身が、彼にやり返しても同様の効果を発揮した、とても強力な方法でもあるのです。 その単純さゆえ、知ったその日からあなたにも使えてしまうほどシンプルな方法なのです。
前項までマニュアルをお読みいただいたあなたには、"イヤな奴"に対抗するための対話法の有効性が理解いただけたことでしょう。 私はこの対話法の精度を高めるため、3つのシンプルな基本フレーズを用意しました。 この3つの基本フレーズを覚えておくことで、あなたは迷うことなく、即座に相手に言葉を返すことができるのです。 相手の言葉に応じて、臨機応変に言葉を選んでください。 もちろん、3つの基本フレーズはそのままでも、あなたなりにその場でアレンジしてもOKです。 これでもう、あなたは"イヤな奴"の言葉の攻撃に対して、言葉に詰まることも、返答に窮することもなくなるはずです。
実は、"イヤな奴"につけ込まれるのには、あなたの態度にも問題があるのです。 "イヤな奴"は目ざとくあなたの、あるしぐさや態度に目を付けて、そこにつけ込んでくるのです。 ずるさは弱さに敏感だということです。 ずる賢い彼らは、あなたの弱さを敏感に察知して、そこを攻めてくるのです。 彼らがあなたのどこに目を付けているのか、それを知っておいてください。 その点をあなたが把握して押さえておくことが、"イヤな奴"対策には必須となるのです。
それではいよいよ、"イヤな奴"との実践的な対話法です。 と言っても難しいことはありません。 "イヤな奴"があなたに言葉の攻撃を仕掛けてきた際に、私がお教えする3つのシンプルなフレーズを使って受け答えをしてください。 あなたが"イヤな奴"にやり込められてしまうのは、返す言葉を即座に見つけられずに言葉に詰まってしまうからです。 その結果、"イヤな奴"の言葉を受け止めてしまい、あなたは嫌な気分にさせられてしまうのです。 ですから、相手の言葉を受け止めずに、即座に機械的に私がお教えする言葉を返してしまえばいいのです。 これにより、"イヤな奴"はあなたからの予期せぬ返答に意表を突かれるはずです。 そして、対話が長引くほど、"イヤな奴"は返す言葉が尽きて、言葉が出なくなってくるはずです。 あなたが憶えておくのは3つのフレーズだけでOKです。 この3つのフレーズをそのまま繰り返しても、アレンジしてもかまいませんので、あなたが言葉が尽きることはありません。 "イヤな奴"が諦めるか自滅するまで、あなたは言葉を返していればいいだけです。
"イヤな奴"は、妬みや自分勝手な被害者意識で心を満たした存在です。 そこから、なぜ彼らがあなたを攻撃するのかも見えてきます。 あなたは一刻も早く、"イヤな奴"から解放されることを願っていることでしょう。 でもその前に、彼らについての理解を深めてほしいのです。 何故かというと、そうすることによって、あなたは単に彼らを撃退するだけでなく、彼らを乗り越えることができるからです。 それによりあなたは、精神面でもステップアップでき、真に彼らと決別することができるのです。
"イヤな奴"には今すぐにでも消えてほしいというのが、あなたの本音でしょう。 しかし、ほんの少し視点を変えることで、彼らの存在があなたに教えてくれる"気づき"を得ることができるのです。 たとえば、彼らの心無い言動がどれだけ人の心を傷つけるのかを身をもって知ったことで、あなたは人の心の痛みが分かる人間になれたはずです。 あなたが彼らを客観的に俯瞰して読み解くことで、あなたにとって重要な気づきを得ることができるのです。 「バカとハサミは使いよう」ということわざがありますが、この際、彼らをあなたの成長のために利用してしまいましょう。
あなたが"イヤな奴"の対処法を身に付けることの効用は、単に"イヤな奴"に悩まされることがなくなることだけではありません。 彼らのことが眼中になくなることで、あなたは今まで抑えていたあなた本来の能力を発揮できるようになるのです。 それは、今まで無意識に"イヤな奴"の攻撃を避けるために周囲を気にしていたことから、あなたの心が解放されるからです。 これは、いじめられっ子が悔しさから武術を習った結果、いじめっ子が弱い存在であることに気づき、眼中になくなり、自分に自信が持て、一周り大きく成長することと同じことなのです。
今のあなたは、"イヤな奴"に対して強い怒りの感情を持っていることでしょう。 あるいは、無力感や悲しみの気持ちを持っているかも知れません。 しかし、対処法を身に付けて、"イヤな奴"にきちんと対処できるようになった後では、明確な気持ちの変化があるはずです。 その時には、あなたは"イヤな奴"にゆるすことができるようになっているはずです。 "イヤな奴"をゆるすことは、過去の嫌な記憶からあなたの心を解放することでもあるのです。 あなたの脳裏にこびり付いて離れない嫌な記憶は、あなたの活力に歯止めをかける悪材料でしかありません。 ですから、"イヤな奴"が眼中になくなった後は、彼らをゆるすことで、嫌な記憶も風化させてしまいましょう。 これにより、あなたの心は解放され、あなた本来の活力を取り戻すことができるのです。
言葉によるからかい、嫌がらせを我慢せずにすむようになれます。
無口なあなたでも、つまらない議論や口喧嘩を仕掛けてくる相手に対する適切な対処法が分かります。
言葉によるからかい、嫌がらせをしてくる相手を黙らせて駆除できるようになれます。
あなたにとっての"イヤな奴"が、本当は取るに足らないことが理解でき、気持ちが楽になり自信が持てるようになります。
心無い他人の言葉に傷ついたり、卑屈になったりする必要がないことが理解でき、気持ちが楽になります。
身近な人間関係の、嫌な気分や、モヤモヤ感の原因と対処法が分かり、スッキリとして毎日が過ごせるようになれます。
一緒に居ると何となく嫌な気分にさせられる相手について、その原因が明確になり、適切に対処できるようになれます。
あなたにとって、付き合うべきでない人物、距離を置くべき人物が明確に判断できるようになります。
信頼して付き合うべき人物とそうでない人物の判断基準が、あなたの中で明確になります。
あなたが自分で自分の能力を抑えている原因が分かり、あなた本来の能力を発揮するキッカケを得ることができます。
心無い他人の言動を恐れずに、本当に自分がやりたいことをやる勇気を持つことができるようになれます。
私のように無口な人間でもできる方法ですか?
無口な人は、対話の際、相手の言葉に対して即座に言葉を返せなかったり、自分が思ったことをうまく言葉で表現できなかったりするものです。 ですから、私がお教えする3つの短いフレーズを基本とした受け答えをすることで、即座に言葉を返すことができるはずです。 ピンポンゲームのように相手に言葉を返し続けていれば、やがて相手は返す言葉が無くなったり、言葉が支離滅裂になって自滅してくれるでしょう。 あなたは単純なルールに従って、3つの基本フレーズを適度にアレンジしながら言葉を返していれば大丈夫です。
女性にもできる方法でしょうか?
男女問わず活用いただける対話法ですのでご安心ください。 あなたが女性であっても、対象となる相手は男性でも女性でもご活用いただけます。 対話で使うフレーズは、女性のあなたでも何ら抵抗なく使えるものです。 また、強気に構えたり、相手を威圧しようとするする必要もありません。 あくまで自然体で相手と向き合って、肩に力を入れずにいてください。
気が弱くて、相手と向き合う自信がありません・・・
対話の基本は相手と向き合い、目を見ながら言葉を返すことです。 これは私がお教えする方法でも同様です。 あなたが本心で壁を乗り越えたいと思う気持ちが、相手に対する恐れの気持ちを上回った時に、行動する力が湧いてくるはずです。 仮に今はそのタイミングでなかったとしても、この先のどこかのタイミングで一歩を踏み出せる時が来ることでしょう。 その時に備えて対処法をシミュレーションしておいてください。 また、"イヤな奴"が本当はどんな人間なのかを知ることで、気持ちに余裕が持てるようになるはずです。 小さな一歩を踏み出すことで、それが自信に繋がるはずです。
争い事は苦手で、過激な言葉や強い態度を取ることはしたくありません。
基本フレーズとして使う言葉は、日常会話で男女問わず誰もが普段使っている言葉です。 決してけんか腰になることも、強い言葉で相手を威圧したりする必要もありません。 あなたは相手と向き合って、肩の力を抜いて、静かに言葉を返せばいいのです。 言葉遊びをするようなつもりで構いません。 相手が根負けするまで淡々と続ければいいだけです。
30代男性です。相手が年下だったり、女性だと、こちらがムキになるのもはばかられ、如何ともしがたいのですが、いい方法はあるでしょうか?
もちろん、私がお教えするやり方で問題ありません。 あなたが穏やかな表情と声を意識すれば、相手が年下でも、女性であっても大丈夫です。 使う言葉も日常会話で誰もが使う言葉だけですから、パワハラやセクハラと受け取られる心配もありません。
人付き合いに苦手意識があるのですが、改善に役立つでしょうか?
あなたにとっての"イヤな奴"がどんな奴で、どう対処したらいいのかが理解できれば、おのずと人間関係に対する苦手意識の改善に役立つことでしょう。 それによって、付き合うべき人物と、避けるべき人物が判別できるようになれば、あなたの人間関係は改善され、人生も好転させることができるでしょう。
どんな相手でも撃破できる方法なのでしょうか?
この対話法はあくまでも、言葉によるイジメや嫌がらせを仕掛けてくる相手だけを対象として考えてください。 そして、相手を攻撃してねじ伏せるのではなく、防御として活用することを意識してください。 あなたの周囲に害虫が侵入した際に、自分を守るために害虫を追い払うようなイメージです。 好戦的に使うと、相手に与えるダメージが大きくなり過ぎることと、あなたが怒りの感情を持ってしまい冷静さを失ってしまうことになります。 また、通常の会話でも使えてしまう方法ですので、使い方を間違うと、あなたの大切な人を傷つけてしまうこともありますので、ご注意ください。 あなた次第で"両刃の剣"となる点を心に留めておいてください。
言葉のイジメに打ち勝って人生を好転させる! 心を蝕む"イヤな奴"をスカッと撃退! 戦わずに勝つ対話法 PDFファイル100ページ 価格 7,800円
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本マニュアルご購入から365日間、あなたをメールにてサポートさせていただきます。 ご相談回数には特に制限を設けませんが、 混み合った場合、一週間程度の猶予をいただく場合があります。 マニュアル97ページ記載のアドレスより安岡宛にご連絡ください。
私自身これまでの人生で、"イヤな奴"からの言葉のイジメやからかいにずっと悩まされて来ました。 元来口ベタで人と争うことが苦手な私は、ずっと彼らを我慢したり、避けることでやり過ごそうとしてきました。 しかしこの問題は、"イヤな奴"と向き合うことでしか解決できないことに気づかされました。 そして、この問題に正面から向き合ったことで、"イヤな奴"がどんな人間なのか理解でき、対処方法を見つけることができました。 その経緯は本文でお伝えしたとおりです。 "イヤな奴"の言葉にダメージを受けてしまうことの一番の弊害は、自尊心を傷付けられて、あなた本来の能力を発揮できなくなってしまうことです。 つまり、周囲の目や口を気にするようになり、目立つことを避けようとするあまり、あなた本来の情熱や能力に、あなた自身でフタをするようになってしまう、ということです。 その結果、人との関わりに苦手意識を持ってしまい、あなたの世界を狭めてしまうことになるのです。 この"イヤな奴"の呪縛を断ち切ることで、あなた本来の情熱や能力を取り戻し、世界を広げ、これからのあなたの人生を好転させることができるのです。